開始と終了がはっきりと意識
動詞は1回限りの動作や、その開始と終了がはっきりと意識できる一まとまりの動作など(日本語で言えば「食べてしまう」「読み切る」のような)を表す完了体と、進行・継続・反復する動作、動作そのものなど(「食べている」「読む」のような)を表す不完了体(未完了体とも)の2つの体(相 (言語学)参照)に分類され、多くの動詞で対になっている。一部には対になる体を持たないものや、完了体でもあり不完了体でもあるものなど、変則的な動詞も存在しているが、いずれにも属さない動詞は存在しない
時制は過去・現在・未来の3つのみと単純である。基本的に全ての動詞は過去と現在しか持たない(唯一の例外が、be動詞に当たる быть で、過去形・現在形・未来形の3形態を持つ)。現在形は主語の人称・数により、過去形は性・数によって変化する。未来形は完了体と不完了体で表現の方法が異なり、完了体の場合は、その現在形がそのまま意味上の未来を表すのに対し、不完了体では助動詞 быть の未来形との結合で表される。
コピュラ動詞(…である)быть の現在形は基本的には明示されない(例:Я чайка.「私はかもめ」)。かつては、主語の人称と数に一致した быть が用いられていたが、そのような機能は現在の быть からはほぼ完全に失われており、現在形が用いられる局面は、所有を表す場合に限定されると言っても過言ではない。その際には、所有される側が文法的な主語に当たるため быть の三人称単数形 есть (例:У меня есть сын.「私には息子がいる(私の許には息子がいる)」)を用いることになる。所有される側が複数の場合、以前はбытьの三人称複数形に当たる суть を使用していたが、現在では数に関係なく есть を使う傾向にあるようである。
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